優しい義兄と、意地悪な義兄。
ふたりの世話をしながら生活する主人公は、
頼りがいのある幼なじみに支えられながら日々をたくましく生きていた。

そんな主人公の前に現れる、ひとりの世間知らずな男性。
貴族だと思っていた彼は、実はこの国の王子で……。

彼との出会いが、主人公の運命を大きく変える。

そして、“舞踏会”の夜――。
運命の歯車は、ゆっくりと回り始めた。